わたしは、2015年、ひょんなことからエジプトの大学生と友達になりました。

人生はどこにどんなご縁があるかわからないものです。

名前はモハメドにしておきます。

拙い英語(あっちは達者)を駆使してチャットして意見を交換したりしていますが、正直この現代にこんな感覚がまかり通っているんだとぶっ飛びものでした。

欧米とひとくくりにしてしまい申し訳無いですが、フランスなどアラブ以外の外国の友人とは、多かれ少なかれ文化の違いはありながらも共通点を感じたりするものですですけれど。

彼とはそれが無い。

日常生活から教育まで宗教的なものにどっぷりと影響されていて、ものすごい違和感がありました。

正義は一つ。

それ以外は悪。

非常にシンプル。

ここまで勧善懲悪だと原理主義的な考えにおち入りやすいはずだと実感でした。

そしてその時初めて友人が言っていた、人種の壁は超えられるけれど文化の壁は超えられないという言葉がひしひしと迫ってきました。

それでも少しずつお互いなんとか理解し合い妥協点をも見つける。

それは今も続いています。

 

マリ、なんでそんなに働くの?

モハメドはエジプトの著名な大学の工学部の学生です。

だから教育レベルは高いのに、なんで理解できないんだということがよくありました。

モハメド「なんでそんなに毎日働くの? 働くために生きてるわけではないし」」

わたし「生きるために働くのよ〜!」

エジプトに行ってよくわかったけれど、職がないというせいもあるがとにかくブラブラしている若者が多い。

モハメド 「いいなぁ、街並みは綺麗だし、電車は時刻通りに来るし」

わたし 「こうやって必死で働いて税金を納めているから行政が機能して街も綺麗なの! 電車だって運転手さんとかがきちんと定刻に発車できるように毎日仕事してるからでしょ!!」

ついに働かざるものくうべからずとか貧乏暇なしという言葉を例に出して、こうやってみんなが頑張ってきたから経済大国になれたのだと力説してしまったのでした。

辞書見ながら(汗)

それ以来、Bimboという言葉が気に入ってしまったモハメドです。

びんぼうという発音が彼にはBimboと聞こえるらしい。

 

外交を理解できない

正義は一つというのがイスラムの考え方なので、国際外交の感覚は今でも理解できてないモハメド。

わたしの貧しい英語のせいも多分にあるのですが…。

こんな抽象的な議論は、わたしの英語力では無理だ。

 

外交とは各国が自国の国益に沿った行動をとることで、そこには善も悪もないのが現実です。

しかし正義は一つのイスラム教徒の彼にそれを理解してもらうのはなかなか困難ですが、聡明な彼のことなのでおいおい理解はしていくと考えています。

とにかく、全て米国の陰謀になってしまう(苦笑)

これについて何度も言い争いになってるかな。

なのでトランプが大統領になった時は、核爆弾が落とされると本気でチャットしてきたくらいです。

工学的なこと、IT関連などはには明晰な頭脳を発揮するのに。

こと、政治や外交の話になると、短絡的な考え方で、政治的な選挙用の発言とか戦略とか理解が乏しいのでした。

 

でもエジプトのシシ大統領が世界に先駆けて「Mr.トランプ,大統領当選おめでとうございます♪」と報道したことで、どっと力が抜けるモハメドです。

そりゃそうだ、毎年多額の軍事援助をアメリカからもらっているし、政権が変わって減らされたりしないように先手を打たないとね。

そういう思考ができないモハメドでした。

でも彼は、地震があったりするとすぐチャットして来る優しい人でもあります。

それだけに、この溝を少しでも埋めたいのですがね〜。

 

友情に熱いホスピタリティが素晴らしいお国柄

そんなこんなで2015年の秋に、思い立ってエジプトに行ってきました。

彼の地に女性一人で安全に行けたのは、全ての日本にいるエジプト人の友人のおかげです。

その友人は、わたしがエジプトで安全に行動できるように、日本語と英語が堪能な現地の友人を手配してくれました。

 

行った場所はカイロではなくアレクサンドリアです、通貨はエジプトポンド以外は使うことができませんでした。

トリップアドバイザーでは米ドルで大丈夫ということでしたが、2015年時点では現地通貨しか使えません。

ホテル以外は、クレジットカードも使えないです。

立ち往生でした。

その結果、その時のわたしの観光費用はアテンドしてくれたエジプト人女性が全て負担してくれました、それまでわたしとは面識もなかったのにです。

しかも外国人だと入場料とか倍くらいになるらしいのに。

 

通貨は、後で安全な両替商を見つけてもらって変えました。

英語も日本語も美しい聡明な女性で、エジプト人のホスピタリティには頭が下がりました。

 

ホテルのレストランは料理長が大張り切りで新鮮な海の幸で腕をふるってくれて、朝食は地元風、欧米風とあるので果てしなく種類が豊富で美味しかったです。

小銭が余ったので、机に上に無造作に置いて置いても盗られたりもせずホテルのサービスは素晴らしかった。

何も加工しなくてもこんな空が広がります。

目の前は地中海です。

 

I miss Alexandria….

異文化交流は口でいうほど簡単ではないと思い知らされたアラブ圏です。

イスラム教はかなりの問題も抱えていて、個人的には特に女性に対する考え方を受け入れることはできないけれど。

それでも大好きな人たちがいます。

 

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