わたしは、2018年5月6~9日まで、シンガポールを旅しました。
そこでやってしまった旅の失敗は、バゲージクレームで荷物を受け取るのを忘れて到着ロビーまで出てしまったことです。
振り返っても、すでに閉まった自動ドアはNO ENTRY と無情にも大きく書いてあります。
気づいた瞬間、ドッと冷や汗が出てきて、この事態を英語を使って切り抜け、果たして荷物を取り戻せるのかと思った瞬間、アドレナリンが沸騰する思いでした。
知人との会話が楽しくて、日本語が嬉しくて気持ちが日本になった
ふだんはひとり旅、この旅ももちろんそうだったのですが。
同じフライトで、座席も近かった知人がいっしょでした。
旅の好きな仲間がそばにいてくれるって、いいなぁと、わたしはすっかり嬉しくなりました。
飛行機(ボーイング787-10 Dreanliner)は、快適なフライトでした。
降りるときは、彼といっしょに話しながら入国手続きまで進み、そのまま到着ロビーへ。
おしゃべりしながら出口に進み、わたしの方はシンガポール の公共交通機関が乗り放題(最大3日間)になるツーリストパスを買おうかなと思ったとき、手元がなんか寂しいことに気がつきました。
そうだ、わたしはバゲージクレームで荷物を受け取らなければならなかったんだ…。
一気に心臓が爆発するような緊張が戻ってきました。
気分は、日本から外国に引き戻されたような感じで。
知人にはそのことを告げて、ひとり来た通路を引き返し、さっき出て来た自動ドアへと向かいました。
(知人の彼からは、心配して、後からメッセージが送られてきました。気遣いがありがたいです。)
パニックになると、怪しい英語力はさらに怪しくなって、不安感と比例していく
どしようか、とめまぐるしく頭を働かせ、とにもかくにもInformation と書かれたデスクを見つけました。
いかにも親切で洗練された雰囲気の男性スタッフが、にこやかに「どうかなさいましたか?」と美しい英語で聞いてきました。
こういうときは、ただでさえ怪しい英語力が、輪をかけて怪しくなり、この事態を説明するのに適切な単語が出てきません。
「バゲージクレームで荷物を受け取るのを忘れて、入国してしまいました」と言いたい…。
leave behind、違うな。
didn’t take なのか、didn’t pick up か?、いやいやdidn’t get か…。
相手がハンサムだったことも災いして?、わたしの頭の中は英単語が錯綜して、もう、なんて言っていいのかわかりませんでした。
自分でもなんて言ったか忘れましたが、相手の係員には通じて手続きを開始してくれました。
その後の手続き
その後、パスポートと乗ってきた飛行機のボーディングパスの提示を求められました。
次は、荷物を預けた時の引き換え証はありますか?と聞かれて、慌てて出そうとしたら見つからず。
これは勘弁してもらえました。
(後からショルダーバッグではなく機内に持ち込んだキャリーバッグのポケットで発見でした…。)
自分の荷物の外観の説明を求められてので、黒でソフトキャリーで、花模様のハンカチが結んであってと、トツトツと必死で言うわたしです。
中にいるセキュリティの人に連絡を入れてもらい、しばし、NO ENTRY の自動ドアの近くで待つこと10分ほどだったでしょうか。
不安でいっぱいだったので、とにかく長く感じました。
それを察してか、受け付けてくれた先ほどのスタッフの方が、目で「心配してくても大丈夫」と合図を送ってきてくれるのは、ありがたかったです。
ようやく開かずのドアが開きました。
ますはボディチェック、そしてパスポート はセキュリティに預けたまま、バゲージクレームの自分の便のターンベルトまで戻り、無事に荷物を手にすることができました。
力が抜けた…。
帰国して、こういうときは英語でなんというか聞きました
無事に帰国して、今回のような事態では、どんな風に表現するのが適切か、わたしが習っている英語の先生に伺いました。
解答
I passed through the exit without picking up my baggage at the baggage claim.
こうやって、教えてもらうと、そんなに難しい単語も表現も出てこないのがわかりますね。
ああ、いったい自分は、細々ながら1年半以上も英語を習っていて、なんで出てこないのかと情けなくなる瞬間でもあります。
が、わたしが英語を習い始めて、1年ほどで、まがりなりにも海外でサバイバルできるのは、英語の先生のおかげです。
わたしは、英会話を日本人の先生とネイティブの先生、2人に習っています。
今回、解答いただいた先生から、いつも言われるのが、「シンプルな表現に置き換える」です。
わたしが習っている日本人の先生はこちら。
川原さえ子先生の、メソッドは自然に英語のフレーズが身についていきます。
ということで、いただいた解答は、すぐに暗記しました、はい!
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