健康で病気知らずだった愛犬が、昨年の暮れに体調を崩した時は心配しました。
大飯食らいで、いつもなら出されたドライフードを10秒くらいで食べきるのに初めて残しました。
動きが緩慢で荒い呼吸。
幸い犬友の方にどんな時でも食べてくれる流動食、そして獣医さんの丁寧で慎重な手当のおかげで現在はほぼ日常に戻っています。
しかし、病気の時に初めて食べた缶詰のウエットフード(療養食)や生肉の旨味に味をしめたのでした。
犬が食欲がない時でもたべてくれるフードの記事は↓から。
愛犬が食欲不振の時にも食べてくれるドッグフード
見極めがむずかしい回復期
人間もそうですが、食べないと急速に弱るので飼い主は焦ります。
それはみるみるうちに立つこともできなくなるので、その時はついに別れの時がきたのかと思うほどでした。
涙が止まりませんでした、こたえました。
老犬なのでなおさらです。
最初は療養食用の缶詰フードすらほとんど手をつけませんでした。
ようやく完食するようになって、通常のドライフードに戻す時に問題発生。
一度知った贅沢な味は忘れられない。
ちょっとだけ食べてから、食欲がないんですぅ具合が悪くて…はぁはぁという様子見せる愛犬。
本当に具合が良くないのかもしれない、回復期だし万が一のことがあってぶり返してもいけないと判断に迷いました。
しかしお散歩に行く時は軽快な走りで「さ、行きましょ🎵」てな具合なので、心配性の私もさすがにこれはやられたと確信。
そこから根くらべがスタート。
通常の食事以外は出さないことに
ドライフードを食べきらないうちは、大好きな豚のハツ(獣医さんで買うことのできる新鮮な真空パックの豚の心臓)をあげないことに決定。
「食欲ないんですぅ」と悲しげな顔をして私を見上げても目を合わせず、フードの残りがあるお皿を指差して「残りがあるから食べれば」ということを繰り返した結果、彼は学んだのでした。
ドライフードを完食したら生ハツがもらえるのでは?
そう、初めて完食してくれた時は嬉しくて生ハツをあげました。
それからしばらくはハツ食べたさにフードを完食する愛犬。
ますます元気になって行きました。
よかったよかった。
でも本日、事態は新たなステージへ突入。
通常の量より少なめに食べてハツを要求。
無視しています。もちろん。
悲しげな顔、「いい子ね」と褒められる笑顔、きちんとお座りして小首をかしげるなどなど、ありとあらゆる手段を講じること数時間。
最後は仕事をしている私の足元に伏せをして粘る彼。
頑固だ。
根くらべは、明日も続きそうです。
追記:現在(2017年1月)小康状態になったり、少し調子を崩したりを繰り返しています。
注意深く様子をみて、時に療養食を与える時もあります。
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