人間は愛する人やペットの余命を知った時、足元が崩れていくようなショックを受けます。

今年で14歳になる愛犬が、初めて体調を崩しました。

尿毒症で脱水状態なことがわかり、今は点滴を1日2回です。

わたしは車を持っていないので、12キロの彼を抱きかかえて獣医さんまで歩き。

さほど離れていないのが幸いですが、さすがに疲れて昨日はブログをお休みしてしまいました。

長くはないと宣告を受けているので、彼の温かさと重みを感じながら獣医さんに向かう毎日がそれでもとても大切な時間に感じます。

後から二人(一人と一匹)の懐かしい時間として記憶に残ることがわかっているので。

 

なので自宅の窓際で、柔らかな冬の陽射しの中で眠っている彼を(オスです)見ていると、このまま消えてしまうのではないかという不安感さえ覚えるようになりました。

 

苦しくても笑顔

尿素窒素の数値が133.6

人間ならほとんど死んでいる状態です。

140を超える目盛りはないのは、その数値で生きていることはないからです。

彼は半分くらい棺桶に入った状態なのですが、眠っているとき以外は機嫌よく笑います。

家族が帰ってきたときのお出迎えも欠かしません。

毎日の注射や点滴も、もう分かっているので受け入れるようになりました。

動作は鈍くなりましたが、機嫌の良さそうな顔。

獣医さんからは、かなり気分は悪く苦しいはずとのこと。

 

笑顔は安心感をくれる

苦しいはずの中でも、彼の笑顔を見ると力をもらえます。

病人(犬)から力をもらってる〜。

わたしは彼の命の火が消えていくのを見るのが怖くて怯えてるのだとなと。

犬は飼い主の不安を読み取ります。

しっかりしなければ。

でも、昨日はほとんど何も食べなかった彼が、夜には大好物の牛肉を200グラム平らげてくれてわたしを安心させてくれました。

荒い呼吸をしながら、今もわたしに笑いかけています。

「おいしいお肉なら調子が悪くても食べるから」

と言わんばかり。

明日もまた二人(一人と一匹)で頑張ります。

写真はネコが大好きな愛犬の一コマ。

写っている人はネコの飼い主さんです。

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マリ

マリです。
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