2018年末から今の2019年(2月)にかけて、個人的にタフな日々が続いていまして。
自分の気持ちを鎮め、自身をブラッシュアップしたいのか、やたら本を読みたくなっています。
藤原正彦氏は、わたしがまだ高校生の時に出会った「若き数学者のアメリカ」が最初でした。
これは今、読んでも面白い!
そして、最近,「国家と教養」に引き続きを読んだ「祖国とは国語」の最後の、最も大きくページを割いてあったのは、著者が、生まれた満洲の新京(現在の長春)を訪ねて歩く部分でした。
その昔をしのぶ街の描写に、自分が母から幼い時から聞かされていた風景を思い出させるものでした。
母もまた、満州の奉天(現、瀋陽)をメインに貿易商だった祖父と共に暮らしたからです。
園芸、イングリッシュガーデンを知って、やっと理解出来た母の好み
2000年代の半ばからでしょうか、ガーデニングブームというのがありました。
その時とくに人気があったのは、デルフィニューム(趣味の園芸に飛びます)という、青から青紫色の美しい花穂をもつ植物でした。
それは、酷暑地の関東や関西ではなかなか育たない、そしてイングリッシュガーデンでは、定番のフォーカルポイントになる植物でもあったからです。
狭いアパート暮らしから、ようやく母好みの100坪以上の庭を作れる一戸建てを建てた時、真っ先に庭づくりが始まりました。
1970年代半ばというと、花壇は学校でよく見られる整形花壇と呼ばれる、区画を区切ったチューリップなどを植える整然としたものでした。
当時のわたしは、てっきりそんな庭を作るものだという頭があったのですが、どうも母と話が合いませんでした。
母曰く、
「お母様はね、もっと自然風というか、植物が重なりあって、一つの景色になるような雰囲気がいいの。」
イングリッシュガーデンブームを経験した今のわたしなら、これがボーダーガーデンと言われるものだということを理解してあげれるのですが、当時は話が合わず、しぶしぶ親の好みに従ったのでした。
植物の色の好みも、原色に近い色を好まず、ニュアンスのある深い色味のある品種を探していました。
当時の日本国内で出回っている園芸品種の色で、母の好みに合うものはなかなかありませんで。
タキイ種苗やサカタのタネのカタログ見ては、ため息をつく親の気持ちが、さっぱりわかりませんでした。
そんなこんなで庭のフォーカルポイントにと、デルフィニュームの種まき、ボーダーガーデンに近いものを作り上げました。
正直、当時の自分は、景観としての花よりも、単体としてしか花を見ることが出来なかったので、
「地味な花だなぁ、いまいち親の好みはわからない。」
というのが、正直な感想でした。
いや、本当に。
もっとパッと華やかな花が咲くのがいいなぁと、思っていたので…。
ヨーロッパナイズされた育ちの母は、こういう方面では周囲に理解者がいなくて、常に孤独だったのだということが今ならわかります。
今なら、あの頃よりも、もっとわかってあげられるのに
インターネットが使えるようになり、様々な画像を見ることができると、満洲という国の、パリなどのヨーロッパを意識した都市計画による壮麗な街並みだったことを、初めて理解することができました。
親のとことんヨーロッパナイズされた好み、ガーデンの作り方、色、植物、ファッションなどなどを、なるほどなぁと…。
でも、その時は母は認知証が始まっていて、細かい記憶は戻らなくなっていて、思い出のデルフィニュームの話はできませんでした。
母が庭と畑を楽しんだその家は、父の転勤でわずか4年しか住むことができなかったせいもあると思います。
当時の写真がないのが、寂しいです。
余談ですが、東北の海辺の街で育ったわたしにとって、なんてことない植物が(デルフィニュームのような)、イングリッシュガーデンブームの関東や関西では、おしゃれな植物として位置づけられているのに、驚きました。
中には、ほぼ雑草のイメージがあったリクニス・コロナリア(趣味の園芸に飛びます)などが、ありがたくブログなどに取り上げられているのを見たときは、うーん、ところ変わればなのだなぁと、ちょっと驚いたのでした。
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