わたしは、海外旅行を考えるとき、まずは真っ先に頭をよぎるのは費用と時間でした。

だからエジプト人の大学生の友人のモハメドが、あるとき、

「行ってみたい国はたくさんあるんだど、ビザが下りないだよね。取得するにも、時間もお金もかかるし。」

と言われたときは、なんだか異次元の感覚でした。

 

旅行の計画を立てているとき、ビザを取得できない心配はしたことがなかったし、そもそもビザなしで行くことができる国が山のようにあるからです。

そうか、そういう国もあるのだと。

 

2018年現在で、ビザなしで162ヶ国に行くことができる恵まれた日本のパスポート

PASSPORT INDEX というサイトで調べてみると、日本は、ビザなしで行くことができる国は162ヶ国あり、第3位です。

しかも1位のシンガポールとは、わずか2ヶ国の差です。

 

これは、国際的な日本の信用度やパワー、外交努力の賜物だと思います。

 

行きいなと思ったら、お金と時間を用意すればいいのです。

一方で、ビザの問題となると、個人の努力ではいかんともしがたいものがあります。

当たり前のように思っていることが、日本の外からみると、随分と恵まれているのだなと感じます。

 

先述の友人のモハメドが、中国の成都に留学が決まったとき、(成都はあまりに遠いので)香港で落ち合わないかと提案した時がありました。

そうしたら、またまたビザの問題が浮上です。

「香港に行くビザを、今から申請しても(会う予定の日にちに)間に合わないし。取得できるかどうかもわからない。」

そうか、香港に行くにもビザが必要なのね…。

どこへ行くにもビザの問題がつきまとってくるのです。

 

でも日本人のパスポート取得率は、約4人にひとり

ある時、友達から「日本人でパスポートを持っている人は、全体の20%程度ですよ」と聞いて驚いてしまいました。

年末年始、ゴールデンウィークなど、旅行客でごった返す空港を見ていると、そんなイメージはなかったからです。

 

外務省が発表している旅券統計を見てみると、取得している人のほとんどが大都市圏、いわゆる東名阪に集中していることもわかりました。

これは、国際空港が近いせいもありますね。

 

それにしても、島国だという地理的な要素もあるのだと思いましたが、意外や意外、これだけ海外への旅がリーズナブルになっても、日本人は外国にいかないのだな、と。

 

でも、これだけ恵まれたパスポート、島国だけど見方によっては海外は近いのだなと感じました。

 

パスポートは取得するのに、ちょっと時間がかかりますが、こんなことも頭に留めておこうと思います。

 

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