2017年7月香港に向かう機内で、わたしはコップ一杯、200mlほどの赤ワインを、そのとき履いていた白いパンツに盛大にこぼしてしまいました。
パンツはもちろん、座っていた座席シートまで濡れてしまい、 こんな経験は初めてで、そのとき思ったのは「やってしまった! しかもこのびしょ濡れのまま香港まで耐えなければいけないのは、相当辛いかな」でした。
実は、パンツも買ったばかりのもので、このこともけっこう応えました。
揺れたパンツのままで、香港まで耐える
写真は、白いパンツが赤ワインで染まった様子です。
ペーパーナプキンなどで、応急的に拭き取りましたが揺れたパンツを履いていることには変わりはありません。
機内のエアコンのせいで、とにかく寒かったです。
別の座席に案内してもらい、シートの上にブランケットをしいて座り、さらに膝にもかけて寒さをしのぎました。
着替えたかったのですが、衣類はすべて預けたスーツケースの中なので耐えるしかありませんでした。
ただ香港までのフライトが4時間ほどだったのが、せめてもの救いだったと思います。
疲れている時は要注意、狭いテーブルでiPad9.7インチを見ながら飲んでいたのも良くなかった
狭くて快適とは言いがたいエコノミークラスの旅を、少しでも居心地よくするために、わたしはシートベルト着用サインが消えると同時に、ノイズキャンセラーのヘッドフォンをつけて、iPad Proの9.7インチをテーブルに置いて、赤ワインを楽しみながら映画を見ていました。
いい気分でいたのがキャビンアテンダントさんにもわかったのか、「ワインのお代わりはいかがですか?」と話しかけられました。
日本人にありがちな生真面目さで(ノイズキャンセラーなので、聞こえなかった)、あわてて返事をしようとして腕を動かしたとき、思いきりコップを倒してしまいました。
隣の方に被害が及ばなかったは不幸中の幸いでした。
教訓、狭い機内では、飲み物を飲んでいるときは大きめのデバイスは一旦しまう
このときは、朝の便に乗るために午前3時起きをしていました。
また、旅行に出かける人はたいがいそうだと思いますが、たまった雑用を一気にかたづけて行くのでどうしても疲れ気味、判断力が少し鈍くなるように思えました。
このときもiPhoneで見ていたならば、こうはならなかったはずで。
赤ワインがサーブされ、テーブルが狭くなっていたならば、いったんiPadはしまうべきでした。
ホテルの手厚いサービスに助けられる 短期旅行でも変えのボトムは用意した方がいいのか?
かなりの部分が赤ワインカラーに染まったパンツのまま入国手続きをすませて、ジリジリしながら預けた荷物がターンテーブルに現れるのを待ちました。
見えてくるやいなや、スーツケースを転がしてお手洗いに直行です。
このときラッキーだったと思ったのは、渡航前に、3泊4日の短期滞在なのでパンツは履いているのだけでいいかなと思ったのでしたが、気分でスカートを入れておいたことでした。
今回は、それが幸いしました。
その後、滞在したインターコンチネンタル香港のスタッフのみなさんのおかげで、ワインのシミは綺麗になって戻ってきました。
このときほどいいホテルに泊まってよかったと感じたことはありません。
帰りに香港に台風が来たりで、短い間にいろいろありましたが、ここのスタッフの厚いホスピタリティに助けらて、わたしは香港が好きになったのでした。
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