わたしは、2018年6月5日から14日までパリへ旅行しました。
成田から香港乗り継ぎで、パリはシャルル・ド・ゴール空港に行くはずでしたが、香港の悪天候により成田からのフライトが遅延、わたしは予定していた便に乗ることができませんでした。
深夜の香港空港に到着、そこで聞かされたのは、なんとコペンハーゲン経由で行くということでした。
その時の記事は、こちらです。
ユーラシア大陸を横断する旅へ
周囲が閑散とした深夜の香港空港で、ボーディングが開始されました。
わたしは、預けた荷物がどうなっているのか気にかかりながら、機内へ。
そしてディスプレイを見ると、どーん!
ユーラシア大陸を横断する飛行ルートが表示されています。
おお、やっぱり北欧は遠い。
ユーラシア大陸の真ん中を飛行するなんて、いったいいくつの国の上空を通過するのだろう、と窓を見るも真っ暗なのが残念です。
機材はエアバスA350-900でした
10時間におよぶフライトを過ごしたこのエアバスは、ハンドバッグなどの手荷物を手元におく収納のためのスペースがあって、女性には嬉しい作りでした。
座席の奥の下が、こんな感じになっています。
わたしのけっこう大きなザックを入れたところです。
洗面用具などを、いちいち上のラックを開けて取りださなくてもいいのは、とても楽でした。
小物をちょっとおく場所があるのは便利です。
飛び立った時は、ゆうに午前1時をまわっていて、わたしは機内食も食べずに眠ってしまいました。
コペンハーゲン、カストラップ空港へ到着
フルフラットシートは快適でしたが、わたしは浅い眠りを何度か繰り返しながら時間がすぎていきました。
機内は夜バージョンなので、ブラインドを下ろすように言われていたので、窓の外を見ることもできず、前方のディスプレイで、飛行機が今、どこの上空か見ていました。
なんか、たいして移動してないなぁ…。(ユーラシア大陸は広い)
約10時間、機体は中国本土、モンゴル、ロシアの上空を通過し、バルト海を渡りスカンジナビア半島かすめて、コペンハーゲンに到着しました。
ひたすら「乗り継ぎ」の表示にそって進みます。
まさか北欧で、日本語表記に出会えるとは…、なにやら感動でした。
ここはTransfer ではなく Connecting flight という表記なんですね。
乗り継ぎ時間は、正味90分あまりしかないので、ひたすら先を急ぎます。
空港は、たいがい同じような作りとはいえ、初めての空港はどれくらい歩くことになるかわからないず、時計を見ながら先を急ぎました。
セキュリティを通過し、やれやれと気を緩めたら、どこを探しても自分の搭乗するゲートの表示がないことに気がつきました。
「あれ、出口とパスポートコントロールしかない。でも出国するわけではないなぁ。」
まわりはインフォーメーションデスクもなくて、お店だけでガランとしています。
たまりかねて、売店の人に聞くと、乗り継ぎはパスポートコントロールを通過しなければ、制限区域内には入ることができないことを教えてもらう。
EUでの乗り継ぎは、ここ、コペンハーゲンでパスポートコントロール、入国審査を受けるのでした。
なので、パリのシャルル・ド・ゴール空港では必要がなく、EUが一つの国に近いことを実感しました。
居心地のいいコペンハーゲンの空港
写真に撮りそびれましたが、コペンハーゲンの空港は、椅子の座り心地がよく、幼児のための遊具のあるこじんまりとしたスペースがあって、人に優しい感じがしました。
写真は、自分のゲート位置を確認して、一息ついたお店です。
機内で、朝ごはんを食べたばかりだったので買いませんでしたが、具がたっぷりで美味しいそうでした。
食の豊かさを感じるなぁと。
一息つきました。
無事にスカンジナビア航空に乗り継ぎ
ヨーロッパを旅した経験のある方はご存知のように、まるで国内線のような飛行機でパリに向かいました。
コペンハーゲンからパリは遠い感じがするのに、わずか2時間のフライトで、到着です。
写真は、スカンジナビア航空の機内食です。
短いフライトなので、簡素ですが、滋味豊かでした。
おおぶりに切られたパプリカとチーズやハムは、前の便で食事したばかりでしたが、美味しかった。
無事にシャルル・ド・ゴール空港に到着
まるでスゴロクのような旅でしたが、無事にシャルル・ド・ゴール空港に到着して「上がり」を迎えることができました。
心配した荷物も、ドキドキしながらバゲージクレームで待っていましたが、すぐにプライオリティで現れました。
いやいや、散々遅れて、アライアンスの違うエアラインに乗って、よくぞという思いでした。
きっとたくさん骨を折ってくれたキャセイのグラウンドスタッフのみなさん、コペンハーゲン空港で正確に積み替えてくれて係の方々、全てに感謝でした。
わたしは、迎えの運転手さんと合流して、ドキドキしながら車で初めてのパリに向かいました。
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