いったい何から手をつけていいのか、と思いました。

ある時、高齢の父から頼みごとをされたのです。

「自分の心残りは、若い頃に仕事でお世話になったN市の市長だったWさんのお墓まいりに行っていないとこだ。

自分は足が不自由になってしまったから、行くことができない。

菩提寺もどこかわからないから探してくれ。

そして、お墓参りを自分に代わってしてほしい。」

これを聞いて、「わかった!、まかせて」と、父の頼みならばと張り切って引き受けてものの、さてどうしようかという気持ちでした。

父の時代の話なので、1960年後半から1970年半ばのことです。

しかも菩提寺ともなると、どうやって調べようかでした。

父はN市に住んだことはなく、私たち家族は、そこから電車で2時間ばかり離れた隣の県の街に住んでいました。

なのでN市にご縁がなく、またW氏の住所も、度重なる引っ越しと長い時間の経過に、わからなくなっていました。

そして、一介のサラリーマンだったはずの父が、政治の世界にもつながりを持っていたことを、初めて知り、父の意外な側面に驚いたのでした。

 

ダメ元で、N市の市役所に聞いてみる

まずは、ネットで調べてみると、その方はすぐウィキペディアでヒットしました。

政令指定都市であるN市の市長を、1959年から1975年までの長期に渡って勤めていたことがわかったので、これだけ地元の有名な方なら、まずは市役所に聞いてみることにしました。

といっても職員の方は、今や自分の子供くらいの年齢だしなぁ、と思いつつも、とにかく行動を起こしたのです。

で、市役所に電話をして、どの部署に伺っていいのかもわからなくて、代表電話を受けてくれた女性に必死の説明でした。

回されたのが人事課でしたが、応対にでた若い男性職員も、「なんだ〜、この問い合わせは」という感じで(汗)

まぁ、そうなんですが、藁にもすがったわけで。

「個人情報になりますからね。」

「存じております。なので菩提寺がわかればいいんです。」

というような会話があって、「ウィキペディア以外の情報はわかりません」で、終わりだったのですが。

実は、後になって、W家の自宅の住所もある理由で、電話番号も公になっていることを知るのです…。

 

Googleマップのお寺のリストと格闘する?

予想していたとはいえ、市役所からは、あっさりと「わかりません」という返事に、ガッカリしながら思いついたことは。

ウィキペディアに載っているW市長の大まかな出身地周辺のお寺に電話をかけて、菩提寺か伺うというとこでした。

Googleマップを開くと、たくさん出てきました(汗)

もしかして、出身地より離れた場所だとしたら、N市内だけでも、かなりの数の寺社があり、一瞬、ため息が出かかりましたが。

立派そうな?お寺からスタートしました。

1軒めのお寺は、どなたも電話におでにならなかったので、留守電にお尋ねしたい件を残して次へ。

2軒め、あっさり、「違います」でした。

3軒め、これは長期戦になるな、と覚悟しながら電話をかけました。

ご住職の奥様とおぼしき女性の方が出ました。

ことの次第を説明すると、

「うちではないです。

でも、W市長さんと私の舅は、中学がいっしょでしたから知っていますよ。

今は、息子さんが県会議員をなさっています。

住所と電話番号は電話帳に載っていますから、お教えします。

電話をなさって、お聞きになってみたらいかがですか。」

という、信じられないほどあっさりと、そして、いきなり情報が飛び込んできたのでした。

なんという、はるか昔のこと、雲をつかむ思いで調べ始めたのに、こんなに早くわかるなんて!

まさに、仏さま、神さまのお導きではないかと、感謝でいっぱいになりました。

父の喜ぶ声を想像しました。

 

そして、私は、県会議員のW氏のお宅に電話をしたのでした。

ご本人はお留守でしたが、電話を受けてくれた方が、伝えて置いてくださとのことで、連絡待ちとなりました。

もう、ここまできたら答えはわかったようなものです。

 

それから、すぐに、留守電に伝言を残してお寺のご住職からも連絡をいただき、

「W市長の菩提寺は、本◯寺ですよ。」

と、教えていただきました。

完全にピースがそろいました。

 

その後は

次の日、ご子息(と言っても80歳…)から、電話をいただきました。

彼は、父の名前こそうろ覚えでしたが、

「オヤジから聞いていましたよ。こんな嬉しいことはないです。」

と、話が弾み、お墓まいりは、ご子息がスケジュールを調整して、私を案内してくれることになりました。

気の遠くなるような作業になると思っていたのに、親切な方のおかげで、気がつけばあっという間に父の望みの一つを叶えてあげることができました。

こんな経験をして思うことは、私は、これからの自分の行動、考え、進む道には、この日いただいた親切に恥じない物にしなければということです。

父のはるかなN市への思いをつなぐことができて、うれしかった。

 

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