昭和40年代、まだ、日本が高度成長期、テレビからは、盛んにカレールーやマヨネーズ、出来合いのハンバーグのCMが、地方に住んでいた我が家のテレビにも流れていました。
(わたしが小学校3年くらいから、テレビの弊害を憂えた母は、我が家からテレビを追放…。テレビの無い生活に突入するのですが…。その話は後ほどにでも。)
その頃、サラダの時レタスが登場しました。
サラダには、何と言っても当時はマヨネーズです。
当時、個人的には?、キューピーよりも、星型のチューブの口からでる味の素(AJINOMOTO)が、好みでした。
そこで、母に、マヨネーズでレタスが食べたいことを、恐る恐る言ってみました。
当時の母は、出来合いが大嫌いで、なんでも作る人でした。
が、マヨネーズは難しそうだし、まぁ、買ってもらえるかな、と踏んだのでした。
味の素ではなかったけど、キューピーマヨネーズが登場
アイスクリームまで作る親なので、ダメ元だったけれど、母も下の二人の子供(わたしの下に弟と妹が)に手がかかっていたのか、わりにあっさり受け入れてくれました。
わけわからない母流のドレッシングの代わりに、ついに世間並みにマヨネーズが食卓に登場したのでした。
キューピーだったけど…、たぶん安かったのだと思う。
子供心にも、そして期待が大きかったせいもあったのか、レタスと共に食べてみたマヨネーズは思ったほどの味ではなかったけれど、とにかく何かにつけ他の友達の家と違っていたので、それでもとっても嬉しかったのでした。
子供は、やっぱり、みんなと同じでいたいので。
マヨネーズがなくなっても買ってくれなかった、そして…
いそいそと使っているうちに、5人家族なので、しばらくしたらなくなりました。
「もう、マヨネーズがなくなったね」と何気に言ってみたら。
「美味しくないから、お母様が作るから。」
「えっ!」
恐れていた御宣託に一気に気分が落ち込みました。
そして、アイスクリーム作りの時と同じように、新鮮な卵を買うべく、恐怖のハエ取りリボンがある養鶏場へ付き合わされたのでした。
生きて動いているハエが、粘着質のテープについてぶら下がっているのを初めて見て、ギョッとして叫び出しそうになったのは私です。
当時の私でさえ滅多に見ることがなかったので、今の若い方はこのハエ取りリボンがどんなものかは、想像がつかないと思いますが…。
今、Googleで調べたら、まだ使われているのですね!
アイスクリームの記事は下をクリックしてくださいませ。
マヨネーズ作りは、肉体労働だった
アイスクリーム(不完全だけど)は、まだ母が作ってくれるからよかった。
マヨネーズソースは、ご存知のように、ひたすら攪拌、泡立て機で混ぜる作業があります。
必然、そのひたすら攪拌(かくはん)する作業は、私に回ってきたのでした。
オイルを糸のように細く、たらたらと加えながら、手を休めずにしっかりとかき混ぜると、徐々にとろみが出てきます。
マヨネーズくらい買って欲しいのに、腕がだるくなるような肉体労働?に、その後マヨネーズのたびに親に駆り出されました。
途中でかき混ぜるスピードが落ちると叱られます。
根をあげると、オイルをたらす役に交代してもらえるのですが、もっと少しずつ糸のように滴らせとか、お小言が飛びます。
ビンを支えている腕がだるくなって、つい傾きが大きくなるのです。
もう、あーあと心の中でつぶやいてました。
マヨネーズも買ってもらえない情けなさで、心の中で泣いてました(悲劇の主人公)。
マヨネーズは、確かに美味しいかったかもしれないけど
出来上がったマヨネーズは、今の感覚ならば、本物の味だったのかもしれないけれど。
当時の私は、ニセモノのマヨネーズもどきだと感じていたというのが本音でした。
マヨネーズというものは、チューブからニョロリと出てくる形状のもので、とろみのあるソース状のものは、所詮、家庭で作る代用品という思いがあったからです。
質素な家庭なのはわかっていたけれど、マヨネーズは高価なものではなく、それすらも買ってくれないことに、恥ずかしささえありました。
今にし考えてみれば、当時のお料理の本に、まして地方では、マヨネーズソースの作り方やレシピはなかったと思います。
これもまた、遠く満州の新京や奉天で、ヨーロッパナイズされた優雅な生活を送っていた時代の、懐かしい味だったのかもしれません。
(母は貿易商の家庭育ちで、私は普通のサラリーマン家庭育ちです。)
でも、子供の私には、災難だったなぁ。
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