2018年2月2〜5日まで、思い立ってドバイに行ってきました。

日中は最高気温が25℃前後、夜は20℃を下まわる時期なので、日中にアクティブに動きまわるにはぴったりのタイミングでした。

 

そこで、有名なデザートサファリを体験してきました。

ふだんは旅行では、割高で自由のきかないツアーは使わないのですが、さすがに砂漠を走りまわるのは自分では無理なので申し込みました。

ひとり旅なので、団体でガヤガヤすることを避けたかったので、少し良さそうのにしてみました。

これが大正解でした。

 

申し込んだのは、こちらのツアーです。

VIPデザートサファリ 自然保護区ドライブ&アル・マハ・デザート・リゾートでの朝食ツアー<往復ホテル送迎/ドバイ発>

 

純粋に自然を満喫したかったので、自然保護区をまわることにしました。

 

砂漠の中を一人で散歩して、一瞬、帰り道が分からなくなる

わたしが申し込んだツアーは、最低二人のはずでしたが、お客はわたし一人、まさにプライベートツアーとなりました。

写真は、朝ごはんを食べた、砂漠の中にあるホテル、アル・マハ・デザート・リゾートで。

 

ガイドの方は、気さくで、ドバイの自然についてたいへん詳しく、樹木の根張りについて、中にいるアラビアン・オリックスやガゼルについて説明してくれました。

ドバイが(おそらくアラブ首長国連邦全体で)、自然保護に力を入れていることもわかりました。

 

そして、いかにもイメージ通りの砂漠!というところで車を止めると、「マリ、一人で好きに歩き回ってきていいよ」と言われたのです。

わーいとばかりに小高い丘を超えて歩き回ること20分あまり、ふと、ふり返ると目印にしていた大きな樹木がどれか分からなくなりました。

 

360度、全方位が砂漠の景観に感動していたのもつかの間、

「う、これは、いい気になって奥まで入りすぎたかな」

と一瞬、ヒヤッとしたのですが。

 

「いやいや、これだけアップダウンの激しいところを、たかだか20分あまりしか歩いていない。大した距離ではないはず」

と、子供のころは野生児だった時の勘が戻り、丘を登って道路を探すと。

幸い自分が乗ってきた車が見えました。

ちょっとホッとしました。

 

何かあっても、ガイドの彼が見つけてはくれるだろうと思ってはいましたが、わたしを一人、砂漠に放し飼い?にしてくれた彼の信頼を失いたくなかったのです。

 

たどりついた時は、小一時間がたっていました。

団体だったらと、ここまでのんびりはさせてもらえなかっただろうなぁと。

 

そして、衛星携帯電話もGPSのない時代、遊牧民はここを移動していたのだと、改めて感動した瞬間でもありました。

 

砂漠の中の湖で、水遊び

次に案内されたのは、澄んだ水をたたえていた湖でした。

これは、ドバイの飲料水にもなっているとのことです。

 

そっと手を入れたら、これが思いのほか冷たくてびっくりです。

有機質を含んでいるであろう泥が滑らかで、心地いいです。

 

パンくずをまくと、魚がたくさん寄ってくるとのこと。

えーっ!最初から知っていたら絶対持ってきたのに、とガックリ。

次回はパンくずを忘れずに持ってくるぞ。

 

未練たらしく手でパシャパシャとやったり、岸のイネ科のススキのようなグラスを引っこ抜いて、魚はいないかと…。

 

ガイドの彼が笑って、

「マリ、今はここが君の家なんだから、やりたいことを言ってごらん」

と言うのです。

 

入って水遊びしたいけど、タオルを持ってきてないし…と伝えると、気にせず入ってもいいよ、と。

 

ならばと、ジーンズを少しまくりあげて、足首まで浸かって遊び始めたら、

「もっと奥まで入っても大丈夫だよ、ただ気をつけてね」

ということで、膝までまくりあげて、岸から少し離れて水遊びです。

 

盛大に水しぶきをあげてはしゃぎ、足は泥だらけになりました。

 

ほどよく足も冷えたところで上がると、ガイドの彼は、車のトランクから、自分の替えのTシャツをわたしに渡して、これで拭きなさいと言ってくれました。

肩を借りて足を拭きながら、温かな心配りに感動して。

優しさにとジーンときました。

(冬の時期のドバイの砂漠の場合は、ビーチサンダルで来たほうがよさそうです。)

 

旅先で出会う優しい人たち

旅先では、いつも人の優しさに触れて感動することが多く、ドバイでもそうでした。

 

次の日は、アブダビのループル美術館の別館に行来ました。

そのときも、ありがたいことに親切な運転手さんに巡り会い、プライベートなツアーを組んでもらって、アブダビ、ドバイを車で回ってもらうことができました。

 

このことは、別に記事にします。

 

ドバイ、また行きます。

 

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